ホームページは“機能”も大事。デザインだけじゃない「機能的デザイン」の話
ホームページを制作する際、多くの方がまず気にされるのが「見た目」――つまり、デザインです。
もちろん第一印象としてのデザインは重要ですが、実はそれだけでは“成果の出るサイト”にはなりません。
そこで今回は、デザイン性と同じくらい重要な「機能的デザイン」についてお話します。
機能的デザインとは?
一言でいえば、「ユーザーが目的をスムーズに達成できるように設計されたデザイン」のことです。
見た目を美しく整えるだけでなく、「使いやすさ」「分かりやすさ」「導線の明確さ」といった“体験”を設計するのが、機能的デザインの本質です。
なぜ機能が大事なのか?
ホームページには何らかの目的があるはずです。
- お問い合わせを増やしたい
- 商品を買ってもらいたい
- 来店してもらいたい
- サービス内容を正確に知ってほしい
これらの目的を達成するためには、「迷わせない」「ストレスを与えない」「目的の場所へすぐにたどり着ける」構造が不可欠です。
これが機能的デザインの役割です。
よくある“見た目重視”の落とし穴
- トップページにメッセージが多すぎて、何をしている会社かわからない
- ボタンの色や配置がバラバラで、どこを押せばいいか分からない
- スマホで開くとメニューが使いづらい
せっかく時間とお金をかけて作ったホームページも、使い勝手が悪いとユーザーは離れてしまいます。
機能的デザインを取り入れるポイント
- ナビゲーションはシンプルに
目的のページにすぐアクセスできるメニュー構成を意識しましょう。 - ボタンやリンクは視認性を高く
色やサイズ、余白などで「ここを押せば良い」と明確に伝えるデザインを。 - スマホ対応は必須
今やアクセスの7割以上がスマートフォンというケースも。レスポンシブデザインは標準です。 - 問い合わせやアクションへの導線をつくる
各ページに「次の行動」へ導くボタンやリンクを設けましょう。
最後に:デザインと機能はセットで考える
ホームページは「デザイン=装飾」と捉えられがちですが、本当は「伝えるための手段」であり、そして「成果を出すためのツール」です。
見た目の良さに加えて、使いやすさ・分かりやすさといった“機能”が備わってこそ、はじめて「意味のあるデザイン」となります。
ホームページ制作をご検討の際は、「見た目」だけでなく「機能面」にもぜひ注目してみてください。