個人事業主という働き方について今の思い
佐藤です。
ブログ再開にあたって、過去に投稿した記事を見返してました。
その中に開業届を出した記事と開業に至った当時の気持ちをつづった記事がありました。
今読み返すと正直はずかしいのですが、開業に向かって気持ちの高揚感にあふれています。
同時に気持ちが先行しすぎていて独立への準備がかなり甘かったとも感じました。
個人事業主という働き方について
3年という月日が流れ、経営者として過ごしてきた中で個人事業主として働くということに対する捉え方は変わってきてます。
開業届を出し、会社を辞めた直後はやはり希望に満ち溢れていました。
サラリーマン人生の終盤は自分が描いていたキャリアとは少しずつ変わりだしていたこともあり、前向きな発言をしつつも「将来このままで定年まで過ごしたくない」という後ろ向きな気持ちがありました。
会社に出社しなくてもよいとなったときは文字通り「解放感」でいっぱいでした。
個人事業主になってよかったと思うこと
ここからは主観のままに書きます。
自分で仕事が選べる
一つ目は「自分で仕事が選べる」ということです。
自分自身が経営者ですので基本的に受けたくない仕事は受ける必要がありません。
もちろん受けなければ収入に影響しますが、それも自分の裁量で選択はできます。
自由な時間が増えた
受ける仕事にもよりますが複数の仕事を受けていても納期さえ守れば自分で時間をコントロールすることができます。サラリーマンの時は「今週は閑散期なので有給休暇とりたいな」と思っても自分以外のメンバーの状況によっては出勤しないといけないので結局は休みが取れないことがほとんどでした。
住む世界が広がった
大げさな表現ですが、住む世界が広がりました。
サラリーマン時代はシステム管理というポジションだったため、基本的は内勤でしたので社外の人と会う機会は限られていましたし、業種もほぼ同じような人たちでした。結果、入ってくる情報も話す内容もジャンルが限られていました。
今はコロナの影響であまり活動できていませんが、学びのために東京や大阪に行くこともあったりします。そこで出会った人たちとの繋がりで業種問わず仕事につながったりしますし、これまでに関わったことのない業種の仕事の依頼をうけることもあります。
個人事業主になって苦労したこと
もちろんよかったことばかりではありません。苦労に感じることも多々ありました。
仕事が安定しない
最初の一年はなかなか思うように仕事が取れませんでした。特に独立してからの半年間は全く仕事がなくて蓄えもどんどん減っていくので危機感さえ覚えました。ITコンサルティングの仕事なら需要があると考えていたのが甘かったのですが「こんなにうまくいかないものか」と落ち込みました。
お金の問題
仕事がないと当然収入がないのに加え、個人業主になったことで国民健康保険料や国民年金の支払いが結構重くのしかかって来ました。会社員の頃は給与天引きされた状態で明細をみていたので月にいくら払っていたのか把握してませんでした。それが独立以降、売上の中から保険料と年金額を支払うとマイナスになることもありました。そのうえで生活費もかかるので最初は完全に赤字でした。
それでも個人事業主を続ける理由
収入だけで考えたらバートタイムやアルバイトで稼いだほうが給料が高いんじゃないかって時期もあり、「このままだったら再就職まじめに考えるか・・・」と考えたこともありましたが、やっぱり一度経営者になった以上は戻るまいと決めています。
ただの負けず嫌いというか意地っ張りでしかないですが、気持ちが折れない限りはこの先も続けていくと思います。
そういう意味では論理的な理由ではなくメンタルだけです。
次は5年目に差し掛かったあたりで心境を投稿できるよう頑張ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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